
(1)東京の人口・世帯構成の「これまで」と「これから」
*日本全国はすでに世界初の「超々高齢」国、東京も世界初の「超高齢メガシティ」に
*85歳以上は全国平均に比べて緩やかに増加
*2035年までに、高齢者数は増えるが高齢者率が減る区も、急激に高齢者率が高まる区も
*すでに2軒に1軒は「ひとりぐらし」
*子どもとの同居世帯も、増加から減少へ
*母子・父子家庭は全国平均に比べると少なめ、18歳未満同居世帯のうち12軒に1軒にあたる区も
*都全体でも23区でも、すでに11軒に1軒が「75歳以上のみ」世帯
後期高齢者のほぼ3人に1人がひとりぐらし
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*「5年前から同じ住所」は約半分
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*女性の就業率は、75歳以上は全国4位、配偶者のいる25歳から44歳までは全国最下位
(2)東京の社会保障(福祉・医療)の「これまで」と「これから」
*75歳以上の「要介護3」以上の認定率は全国平均以上
*介護保険事業従事者の「流動性」も、全国平均より高い
*生活保護世帯の比率も、全国平均より高い
(3)東京の財政の「これまで」と「これから」
*福祉目的の支出(扶助費)は急増し歳出の3割に
*医療費・後期高齢者医療費も増加が続く
*積立金と地方債・債務負担との差は全般的に大幅に改善しつつ、各区で大きな差
*公共施設の今後の更新・修繕費用は、現在の蓄えでは全く足りない
(4)東京の「これから」にどう備えるか?
*後期高齢者のみ世帯率の高さと、財政上の蓄えの厚み
*各区を、くらしと財政の偏差値で見てみると?
*知る・学ぶ、備える、育てる
1.これまでの経過と、今後の見通しを共有する
2.これまでの経過を分析し、今後のシナリオを複数立案する
3.今後のシナリオの分岐点となる判断のポイントを明示する
4.予防的アプローチを推進する
5.地域経営の担い手(人材・組織)と基盤を育てる
*東京がめざすコミュニティ
◆「東京みたいになりたい」と憧れられるコミュニティづくりへ
ーあとがきに代えてー